オーディション見聞録

10月に本公演を控えた劇団MAWS。今年は本格的にオーディションを開催するというので、会社を半日休んで見学しました。

オーディションの準備

雑誌「オーディション」と「デビュー」に広告を掲載。100件を超える問い合わせと、60名の参加申し込みがありました。でも課題曲テープの送付が遅れたりして参加者は午前・午後で50名になりました。7月28日、午前の部は10時〜12時、午後の部は13時〜15時でした。会場は晴海で劇団の稽古場に借りているところです。参加者は9時40分頃から続々到着し、着替えを済ませてウォーミングアップ。10時過ぎに来着の方はお帰りいただいて、参加者18名。

ポン太は長机で審査員を気取る・・・ううっ、手伝う仕事がない。

ダンスの部

モダンとクラシックをそれぞれ踊ってもらいます。まずは振付担当が見本を見せ、そらから全員で繰り返し練習。何度練習しても覚えられない人もいるが、三回目にはすっかり踊れる人もいる。それから三人ずつ踊って貰い、ダンスの審査。音楽に合わせようとするためかステップが乱れる人も多い。ポン太としては動きのいいオジサンと、黒トレーナーの女性に◎。赤トレーナの女性は足をひねったようだけど、まずまずの○。黄色のTシャツの女性は、なんかダルそうに踊っているので△。

ダンスで一次選考。座長は踊りにうるさいので、お眼鏡に適わない4名ほどにお帰りいただく。しかし参加者は意外にあっさり引き上げた。う〜ん、冷やかしなのかな。

歌唱の部

次期本公演の「FREEDOM」からテーマ曲を課題曲に。課題曲のテープが直前に届いたので参加者は練習不足。歌唱指導担当がピアノで伴奏、音の指導。全員でコーラスするものの、口パクの人も居て、実力の程は分からない。黒トレーナーの女性は高音も出ていて◎。その後は一人ずつ歌います。声がかすれて出ない人、高音で声が裏返る人、カラオケ風で軽く歌ってしまう人、いろいろいます。ダンスはちょっと・・・の女性は歌で◎。オジサンも声が良い。黄色のTシャツの女性は歌では○。なんだ劇団員の紹介なのかぁ、と気付く。

正直言ってこの歌は難しい。劇団員でもまだ唱えていなかったりしますが、テーマ曲なので大変です。即興で唱えるには、やはり才能が必要ですね。ポン太には絶対に唱えない・・・

芝居の部

シアター・ベル「His Case ……」から芝居。芝居指導がセリフをリードして、それに合わせてもらう。振付は不要なのだが・・・途中の参加者からオーバーアクションが目立つ。明美という女性が自動車事故で天国にやってきたというシーン。ものすごい絶叫を見せてくれたり、狼狽ぶりを発揮してくれたり楽しい。が、主役を喰いかねないオーバーな演技は不要なはず・・・やはりマスターの表情は渋い。

芝居の終わった順に座長が簡単な質問。得意なジャンル、演じたいのはストレートプレイかミュージカルか、などなど。オジサンは演劇で喰っているプロでした。どうりで上手だね。以上でおしまい。発表は午後の部と合わせて後日に通知するとのこと。みなさんお疲れさま。

結果発表

午後の方がレベル的には高かったらしい。が、個性を持った人も少なかったとか。すでに演目が決まっているので、どんなに上手な人でも役柄に合わないとダメ、と厳しい。オジサンはお好みでなかったようだ。黒のトレーナーの女性、総合点は高かったけど、やはりイメージに合わないらしい。劇団員としては欲しいと言っていましたが、本公演には使えないそうだ。

結局は黄色のTシャツの女性に決定。午前の部からは女性をもう一人採用。男性は午後の部から。選に漏れたものの有望だった人には、劇団活動への参加を引き続き要請。何人かは応諾した模様です。

座長曰く、「ミュージカルで必要なのは上手下手でない。お客さんをどれだけ引き込むかどうかで決まる。金の稼げない俳優はいらない。それの分かっている人間が一番稼げるように成るんだ」と。う〜む、厳しい発言。本業を休んでオーディションを見学に来た、ポン太には重〜いセリフでした。