前回へ  ホームへ  次回へ
ミュージカル作品紹介(第300回)
シ ン デ レ ラ 2002
■鑑 賞 日 平成14年8月25日(土) マチネ
■劇 場 名 新宿コマ劇場(新宿)
■料  金 全席指定�,000円(OMC貸切料金)

■原  作 オン・ミュージカル「Cinderella
 脚本・作詞:Oscar Hammerstein 2nd(オスカー・ハマースタイン2世)
 作  曲:Richard Rodgers(リチャード・ロジャース)
■翻訳・訳詞 早川 保清     ■演  出 酒井 澄夫
■音  楽 吉田 優子,鞍富 真一■振  付 麻咲 梨乃,御織 ゆみ乃
■美  術 和田 平介      ■照  明 笠原 俊幸
■衣  裳 有村 淳       ■音  響 実吉 英一
■歌唱指導 矢部 玲司
キ ャ ス ト
妖精の女王  (鳳   蘭)   王子     (樹里 咲穂)
シンデレラ  (遠野あすか)   継母     (瀬戸内美八)
姉ポーシャ  (峰 さを理)   姉ジョイ   (高汐  巴)
女王     (初風  諄)   王様     (榛名 由梨)
                           ほか多数
ス ト ー リ ー
 継母と継姉ポーシャジョイに扱き使われる、シンデレラ。楽しみといえば、お気に入りの椅子に座って妄想することと、森のベンチで空想に耽ること。その境遇を哀れんだ妖精の女王は、励ますとともに見守っている。国では王子が舞踏会を催すこととなり、国中の高貴な美女たちが押し寄せることに。継母たちも出かけていくのだった・・。
 シンデレラは、舞踏会へ出かける空想で自分を慰める。哀れんだ妖精の女王は、彼女の空想を現実のものに。晴れて王子とダンスと会話を楽しんだものの、約束の刻限に慌ただしく去ることになった。王子は、忘れ形見のガラスの靴を手がかりに、シンデレラを探し始めたが・・。
コ メ ン ト
シナリオ ファミリーミュージカルの定番作品です。今年のコマ劇場は、宝塚の現役&OGで演じるという新趣向だそうです。白馬の王子様は、男役でないと厳しいかも知れませんが、違和感が残ります。
キャスト 47期生から84期生まで幅広い人材層を感じさせます。宝塚はよく分かりませんが、随分と贅沢なキャスティングであるとか。
ナンバー 秘密の場所」「愛しているから」など綺麗なナンバーが多いです。少し字余り気味なナンバーもありました。定番作品なので翻訳の改善を。
ステージ 全体に安手のセットです。椅子がクルクル回転したり、妖精の女王がフライングしたり、大がかりなセットはありますが・・物足りません。ダンスシーンでの衣裳は豪華絢爛でした。
演 技 力
遠野の透き通るような芝居が見事です。気品を感じさせる振る舞いは、宝塚ならではです。樹里は、女性っぽい雰囲気が抜けないものの、白馬の王子らしさが映えます。とくに立ち姿がキレイです。瀬戸内高汐の我が儘ぶりは、意気投合していて笑いを誘います。小難しい台詞を転がし、絶妙のタイミングとアレンジです。
は楽しげに振る舞い、大きな芝居で魅せます。初風榛名はベテランの貫禄で、ステージに重みを加えていました。
歌 唱 力 遠野のソロは、芝居同様に透明感があり、美しいです。コーラスは、良いナンバーを欠いていましたので、やや物足りず。従者達の男声パートも冴えませんでした。
ダ ン ス すてきな夜」は楽しいダンスでした。格調高いものが多く、楽しさはやや不足です。フィナーレ後のレビューショーはショートで、物足りませんでした。本作と関係ないので、省略しても良いかも。
総合評価 シナリオ中での時間配分と、安手セットが、惜しいと思います。子供だましの演出があるものの、芝居は難しいなどアンバランスな印象が残りました。
宝塚作品は敬遠気味なのですが、今回は面白い作品に出逢えました。宝塚歌劇団の人材の厚さを感じさせてくれました。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス

前回へ  ホームへ  次回へ