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ミュージカル作品紹介(第167回)
ウインナーワルツ
■劇  団 劇団鳥獣戯画
■鑑 賞 日 平成12年7月1日(土) ソワレ
■劇 場 名 中野ザ・ポケット(中野)
■料  金 全席指定�,500円(前売料金)

■作・演出 知恵理丸      ■音  楽 千里,雨宮 賢明
■振  付 中原 芳子     ■殺  陣 小黒 政美
■照  明 中川 隆一,上村 啓子
■舞台美術 伊達 一成     ■音  響 加藤 千恵里
■衣  裳 石丸 有里子    ■舞台監督 上村 利幸
■小 道 具 黒川 賢一     ■方言指導 紺野 相龍
■制  作 菊堂 晃,今野 美津子
キ ャ ス ト
ヴルスト王(ちねんまさふみ)   ブルスト王妃 (中原 芳子)
クリスチャン・ドロッセルマイヤー       (石丸 有里子)
ナタニエル・ドロッセルマイヤー         (樋口 春香)
フランクフルト(倉田 秀人)   チューリンガー(竹内久美子)
チョリソー  (東川 真耶)   ブラッドタング(いぐちえり)
ベーコン   (佐藤耕一郎)   JACK・H (河原 由佳)
コンビーフ  (石出  知)   ピルリパータ姫(行平 芳子)
腸詰好之進  (飯山 弘章)               ほか
ス ト ー リ ー
 ※作・演出家の強いご要望により、掲載しません
コ メ ン ト
シナリオ 前作と同様に場当たり的でダラダラした展開が続きます。個々のシーンは面白いものの、あまりに継ぎ接ぎが多いことと、場面や登場人物をコロコロと変えることが、難点に感じます。
キャスト 個性的なメンバーであると思いますが、とくに演技力のバラツキが気になるところです。
ナンバー チャイコフスキーの名作「くるみ割り人形」をベースにしたナンバーであるそうです。コメディ向けとして、まずまず面白いと思います。ナンバーリストはありませんでした。
ステージ 両サイドに階段が設けてあって出入り口となっていました。センターには円形のターンステージがありましたが、人間が回しているのには脱帽します。今回はドギツイ柄のカーテンが頻繁にシーン替えに使われていました。衣裳は、西洋向けでまずまずです。
演 技 力 ちねんは濃い演技を見せてくれました。倉田は渋い声、巧みな身のこなしで良かったです。石丸もいい味が出ていましたが、少し投げやりな雰囲気もありました。石出中原樋口も面白かったです。河原は、派手な役柄の割りに今ひとつ冴えない印象でした。
歌 唱 力 もともとのナンバーがコメディ調だったこともあり、聴かせるナンバーはありませんでした。また、口パクであったらしいのが気になりました。
ダ ン ス いろいろありましたが、特筆するほどにありません。
総合評価 シナリオがもう少しすっきりして欲しいこと、ナンバーの充実を図って欲しいこと、を強調したくなる作品でした。この劇団の作品ではギャグに徹するシリーズということなのでしょうが、「反戦・平和」をテーマに掲げるにも関わらず、コンセプトが見えてきません。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
劇団鳥獣戯画
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