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ミュージカル作品紹介(第288回)
LETTER 〜 bring to light 〜
■劇  団 T2 project
■鑑 賞 日 平成14年6月21日(金) ソワレ
■劇 場 名 博品館劇場(新橋)
■料  金 全席自由�,000円(前売料金)

■脚本・演出 友澤 晃一    ■作  曲 玉麻 尚一
■美  術 中村 知子     ■照  明 山田 茂
■音  響 実吉 英一     ■舞台監督 池田 廣雄
■制  作 ネルケプランニング
キ ャ ス ト
りつこ    (坂本 真綾)   たくみ    (渡辺  健)
ス ト ー リ ー
 売れっ子声優りつこは、ある日の番組で「声の調子が変であった」との投書メールを受け取る。投書主は、自称「見かけ倒しのストーカー」。不気味なストーキングに怯えた彼女は、彼の境遇から旧知の人物をイメージした。自ら素性を明かしたところ、互いに初恋を抱いた相手であったと判明する。
 強く再会を求めるりつこ。社会に怯え、生活が荒み、再会を恐れるたくみ。根気強く説得を試みた結果、彼は真人間に戻る決心を伝えてきたまま、交信が途絶えた。そして、月日は流れ・・。
コ メ ン ト
シナリオ 両者の会話をメールで綴るというのが、斬新です。文面もよく練ってあり、巧く伏線として絡んできます。追いつめる側のストーカーが、一転して追いつめられるシーンが秀逸です。
キャスト 淡々とした芝居であるため、あまりインパクトは残りません。しかし、飽きさせない良さを感じます。
ナンバー 全て英語タイトルですが、日本語の歌詞との相関性が見えません。男声パートはともかく、女声パートはシンガーの声域に合っていないようです。再演に際して、調整が必要であったのではないでしょうか。
ステージ ステージの後方と両脇を黒色の壁で覆っただけのシンプルなステージです。いくつものドアを設けてありますが、多数必要なのか判然としません。光を使った演出が美しく、いくつものライトを素早く切り換えて、ダイナミックな雰囲気を表現していました。光に拘りきった佳い作品です。
演 技 力 渡辺のストーカーぶりは、仕草も口調も研究してあります。妙なクセ、不審な挙動、怯えなど見事であります。
坂本の語り口調は、本職の声優さんらしく、抑揚のある素晴らしい滑舌です。芝居ぶりという点では、渡辺との格の違いを感じます。
歌 唱 力 渡辺の重量感のある歌いぶりは、惚れ惚れします。ソロシーンでの張りと伸びが素晴らしいです。坂本は、ナンバーを謳い切れておらず、声の苦しいパートが目立ちました。声質はよいので、ナンバーとの相性が課題でしょう。
ダ ン ス 序盤に渡辺のストーカーダンスがありました。残りは地味なステップが多く、ダンスが弱いです。
総合評価 旗揚げ公演作品の再演です。初演は好評であったと聞いています。女優が交代したために、いくつか齟齬を生じたようです。まだまだ再演されていくようですので、更なるパワーアップに期待します。
ミュージックの存在が煩いようで、シンガーの声が活かされないように感じます。高尚なミュージックに拘る必要は、無いと思います。公演CDは結構売れたのでしょうか・・?
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
T2 project
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